パ・ド・ドゥ

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スタジオマーティ パドドゥ

「パドドゥ」とは、バレエ作品において男女2人によって展開される踊りのことです。
その多くはバレエ作品の中で最大の見せ場となっています。
特によく耳にする「グラン・パドドゥ」は19世紀、有名な振付家マリウス・プティパ(1818-1910)によって確立されました。
プティパによって考案されたパドドゥは厳格な構造を持ち
1.アントレ(登場)-
2.アダージョ(男女)―
7 3.男性ヴァリエーション(ソロ)-
4.女性ヴァリエーション(ソロ)-
5.コーダ(男女)
の5パートで構成されています。
グラン・パドドゥは古典バレエのみに見られる形式で、結婚式や男女の出会い、互いに愛し合うシーンなど、物語の筋に合わせた演出で主役の男女2人が踊ります。

最初のアダージョでは、ゆっくりとした音楽の中で、リフトや回転など男性の力強いサポートによって女性の踊りを最大限に惹き出します。
その後それぞれのヴァリエーションを挟みラストはコーダで締めくくります。

コーダの多くはテンポの早い音楽に合わせて、2人で高度な技術を披露し合います。
有名な「白鳥の湖」黒鳥、「ドン・キホーテ」キトリの32回転フェッテは、いうまでもなく物語を最高潮に盛り上げてくれます。

パドドゥは男性のサポートはありますが、女性は男性任せではなく自分自身でしっかりと軸を持ち踊る、かなり難易度の高いテクニックが求められます。
またグラン・パドドゥは大きなジャンプやリフトが多く「体力とスタミナ勝負」です。バレエ経験者でもとてもハードな踊りなのです。 バレエ作品の中では最も重要な位置付けであるパドドゥですが、普段のバレエレッスンの中にパドドゥが組み込まれているケースは多くありません。
単発のワークショップや、実際に舞台出演が決定してからパドドゥを練習することがほとんどです。
本来では日頃からパドドゥを練習できる環境があることが理想でしょう。

そこでスタジオマーティでは、男性講師による「パドドゥクラス」のレギュラー開講が実現しています。
特に「男性目線」でパドドゥ指導を受けられることは、女性ダンサーにとってかなり有益なレッスンとなります。高度なテクニックを要するパドドゥだからこそ、日頃から稽古を積むことができるかなり貴重なレッスンとなります。


パドドゥクラス レギュラー講師